小児がんを経験した子どもをもつ家族の方々へ
患児入院中の夫婦間のことについて
1.患児の入院中、夫婦間で協力しあえましたか?

2.どんな点が問題でしたか?
- 夫が東京勤務で週末しか会えなかった。
- 仕事が終わるのが遅く、ほとんど協力してもらえなかった。
- 仕事が忙しいのと家が遠いので、なかなかきてもらえなかった。
- 仕事上家にいることがあまりなく、付き添いを代わってもらうことがほとんどできなかった。
- 夫の意識、関心度が低かった。
- 育児や患児への心配りがなかった。
- 夫は役に立たないと思った。
- 夫は仕事があるから、自分から進んでというよりは手伝っているという感覚だったと思う。
- 夫は忙しく、あまり病院に来れなかったこともあり、付き添いの大変さや子どもの治療のしんどさを理解できていなかった。
- 手術などの大変な治療が一段落したら、遠距離なこともあり連絡を取り合うことが少なくなった。
- 自分も身近な人にしか協力を頼めなかった。
- その時は協力し合えたと思ったが、結果的に別居・離婚したので、子どもの病気が原因ではないがきっかけにはなったと思う。
- 患児ときょうだいの2人の子を夫婦でみていたが、それぞれの子を一人にできないので、夫婦はほとんどすれ違いの生活が続き、話さえろくにできなかった。
3.どのように対処しましたか?
- 会社側が転勤させてくれた。
- 自分で解決できることは自分でし、どうしても人の手を借りたい時は自分のきょうだいや友人に頼んだ。
- 留守番だけしてくれたらいいと割り切った。
- 進んでやってほしいということを話したが、いったことはしてくれるがそれ以上は難しかった。
- 夫なりに仕事もありながら精一杯やってくれたと思う。
- いっても同じなので期待しなかった。
- もともとの性格と割り切り、他に良い面もあると考えると気楽になった。
- ある日爆発して、涙で訴えた。
- 手紙を書いて、気持ちをぶつけた。
- ランニング・ショッピングなどの趣味で気を晴らした。
- 何もしていない。
- 我慢した。
- 今だ対処できないままである。