小児がんを経験した子どもをもつ家族の方々へ
きょうだいについて
1.患児にきょうだいはありますか?

2.患児の闘病中、きょうだいのことで何か大変だったことはありましたか?

3.大変だったのは、どのようなことですか?
- 母親が付き添いでずっと病院にいたので、家に残っている者の世話をすることができなかった。
- 母親が病院に行っている間に寂しい思いをさせた。
たくさんの我慢をさせた。
- 学校行事や塾への参加、話をする時間が取れずに寂しい思いをさせた。
- きょうだいがまだ小さかったので、しつけの問題があった。
- きょうだいの受験と重なったが、手が回らずかわいそうなことをした。
- 患児がきょうだいの存在を忘れて、母親を独り占めした。
- きょうだいが2人いたので1日1回は必ず帰って顔を見るようにし、夕飯を作ってから病院に戻っていた。
- まだ幼く、祖父母にも世話を頼める状況ではなかったので、児童施設に入れた。
- 父親が海外単身赴任だったため、きょうだいを預かってもらう家について難しかった。
- 小学生のきょうだいは一人で留守番し、ビデオやゲームの毎日となってしまった。
- 幼稚園のきょうだいが、たらい回し預けられ情緒不安定になってしまった
- 1歳のきょうだいが、託児所に預けっぱなしになった。
- 親がほとんど一緒にいられなかったので、きょうだい児が情緒不安定になってしまった。
- 小学生のきょうだいがチックになった。
- 2人のきょうだいが、思春期で不安定になった。
4.どのように対処しましたか?
- 祖父母にきてもらった
- 近所の友達や祖母に一緒にいてもらった。
- 母親の実家に預かってもらい、土日のみ父親と自宅で過ごさせた。
- 土曜日の夜だけは付き添いを父親に代わってもらい、その夜はできるだけ話を聞くようにした。
- 連絡ノートを作って色々なことを書いた。
- 日曜日などは父親が病院へ行き、母親はきょうだいと一緒に過ごしたり、寝たりするようにした。
- 親戚や祖母に数ヶ月間預けた。
- 乳児を預かる赤ちゃんホームに預けた。
- 保育所に入れた。
- 学校の担任の先生、養護の先生、子どもが関わる大人たちに事情を隠さず話し、協力をあおいだ。
- 子どもたちの協力・理解が必要だと思い、わかってくれてもくれなくても病院でのことを詳しく話して聞かせた。
- 皆の協力に感謝の気持ちを伝えた。
- 高校生のきょうだいに早く下校してもらい、なんとかしのいだ。
きょうだいが多かったので助かった。
- 患児にきょうだいの写真を見せ、話しをした。
- 面会日や時間に制限があり、常時付き添いの必要もなかったため、患児に会えないというストレスはあったが、きょうだいにとっては反対にそれが良かったかもしれないと思う。