5年生の頃から、陸上部に所属している姉。

5年生の時は、陸上への思いがそれほど強くなく、いったい自分は何が好きなのか、親から質問されてもわからなかった姉。

「今見つからなくても、いつかみつかるといいなぁ。学校でいろんなことを学ぶ間に好きなものが見つかるといいね」

と話をしていました。

6年生になり、自分が最高学年になり、いろいろと責任を持つことも増え、いきいきとしていた姉でした。

5年生の時とは違い、朝練・夕練もあり、日曜日も家の周りをマラソン用のウエアーに着替えて楽しそうに走っていました。

「お母さん、ほんまに好きなものが見つかったかもしれん」

そう言っていました。

ところが、5月の終わり頃、足が痛くて歩くのも辛い日々が続きました。

「ひ腹筋炎」

と診断され、毎日リハビリに通い、ストレッチを繰り返す日々。

そしてシップにもかぶれて湿疹ができてしまい治療すらできにくくなりました。

姉は走れなくなってから、一日中、沈んだ表情で暮らしています。

「6年生全員の先生や校長先生、その他の先生に声かけてもらってるねん。」

しばらくの間は私もかわいそうやなと言いながら、ストレッチを手伝ったり気を遣ったり優しくしていました。

でもあまりにも沈んだ表情が治らず、

「あんな、暗くなって足が治るなら、いくらでも暗くなっとき。でも違うやろ?じゃあ、これからはこうならないように、どんな体操が効くのかとか、そういうことを考えるようにしたら?」

と言いました。

我が家の場合は、ただの小学生の、まだ本気かどうかわからない段階の陸上での怪我。

でも世界中のアスリートの方々の親は、本当に心身ともに大変なんだろうなと想像できた瞬間でした。

子どもが小さい頃は体力的にしんどいことが多いけど、大きくなるにつれて悩みは変化し、親として、少し遠い場所から見守ることの辛さや大切さを私自身が学んでいる気がします。

でもやっぱり、ここでも笑うことが大切ですね。

ストレッチやリハビリを続けていればいつかは、きっとよくなる!

そう信じて、笑うことにします。