カテーテルポシェット/エプロンの製作
カテーテルポシェット/エプロンの製作
カテーテルとは、医療に用いられる、中が空洞の柔らかい管のことです。
小児がんの治療では、長期間、安定的に点滴するため、中心静脈にカテーテルを入れます。
手などの血管は細いため点滴を何度も刺しかえなければならず、薬を使うたびに針を刺されるのは怖いし痛いし、子どもにとって苦痛以外の何ものでもありません。
また、点滴を手に刺していると、動きもとても不自由になってしまいます。
中心静脈カテーテルを入れることで、そんな負担からは解放されることになるのです。
カテーテルを入れるのは外科手術になります。
子どもの多くは、左胸の上あたりに管を入れます。
そして、入院中はカテーテルを入れたまま過ごします。
カテーテルには三方活栓がつけられ、抗がん剤などの薬剤の注入だけでなく、採血や輸血もそこからできるようになります。
「カテーテルポシェット」は、カテーテルについている三方活栓を入れておくためのものです。
赤ちゃんから幼児の場合は、小さな前かけにポケットを作って、その中にしまいこみます(=カテーテルエプロン)。
小学生以上は、巾着袋のようなものを首からぶら下げ、その中に入れておくわけです。
入院後しばらくするとこの袋が必要になるのですが、突然のことで、精神的にも環境的にもゆとりのない状況で、それを作るのは正直しんどいものがありました。
そんな経験から、かがやく未来では「カテーテルポシェット/エプロン」を製作しています。
手作りなので立派なものではありませんが、必要な方にお渡しできればと思っています。