2015年6月21日付け「朝日新聞」より

『小児がん治療の研究を進めるため、全国163の病院が連携し、NPO法人

「日本小児がん研究グループ」が発足した。(中略)

がんを発症する子どもは年間2,000~2,500人で、成人の80万人超と

比べて少ない。小児がんは7割以上が治療で治るとされるが、症例数が

少ないと、新たな治療法や新薬の開発が進みにくい。そのため小児がん

を手がける全国の病院が参加し、研究グループを立ち上げることに

なったという。

これまで白血病や脳腫瘍など、がんの種類ごとにあった10の研究グルー

プを統合。がん細胞を顕微鏡レベルで分析する病理診断や、がんの遺伝

子解析などの研究データを、名古屋医療センターと国立成育医療研究

センターに蓄積し、新薬の開発などに役立てる。』