はじめて入院されるお子さんのご家族の方へ
お子さんの突然の入院で、ご家族も生活が一変されたかもしれません。
闘病されるお子さんを見守り支えながら、ご自分やご家族のことを考えていかなければならないことは、体力的・精神的にも大変なことと思います。
ここでは、お子さんの入院に泊まりがけで付き添われるご家族向けに、私たちの実際の経験から、いくつかのアドバイスを書かせていただいています。
入院生活にあると便利なもの
- ローラー式のごみ取り
- ベッドの上をころがすと髪の毛なども取れて便利。
- 赤ちゃん用の浸け置きタイプ消毒セット
- 薬を飲ませるための容器や哺乳瓶、乳首を手軽に消毒できる。
- S字フックとかご
- 玩具や小物等を入れてベットサイドに引っかける。
- おしぼりウェッティー、アルコールティッシュ
- とにかく、あちこちを拭けて掃除できる。
おもちゃや手、指もすぐに拭ける。 - バスタオル
- ベッドに敷いておく。
嘔吐した時や食べ物をこぼした時に、シーツごと替えなくてすむ。 - 掃除ワイパー
- 使い捨てのシートをつけるもの。
ベッド回りの床など、自分ですぐに掃除できる。 - ペンライトまたは簡易電気スタンド
- 消灯後に本などを読むときに便利。
付き添いの生活について
- 感染症対策
- 外へ買い物に出る時は、必ずマスクを着用。
帰ってからの手洗い・うがいを徹底する。
- 外へ買い物に出る時は、必ずマスクを着用。
- ストレス対策
- 子どもが寝た後は、本を読んだり、日記をつけたりして自分だけの時間を持つようにする。
- 少しでも不安に思ったことや疑問に感じたことは、すぐに医師や看護師や、入院仲間に相談し、自分の中でためないようにする。
- しんどい時・つらい時・行き詰まった時など、どうしようもない時は、自分の気持ちを思うままノートなどに書いてみると気持ちが整理できる。
- 付き添いを代わってもらえる時は、美容室に行ったり外食したりして、意識的にリフレッシュする。
- 携帯用音楽プレーヤーで、消灯後などに自分の好きな音楽を聴く。
- 食事
- 常に栄養ドリンクを持っておき、風邪の引きかけや、疲れが溜まっていると感じた時には飲むようにする。
- 栄養が偏りがちになるので、野菜ジュースなど手軽に栄養がとれるものを、意識してとるようにする。
- 子どもの前で食べにくい時は、場所を変えてでも食事は必ずとるように心がける。
- 見舞いに来る予定のある人には遠慮することなく、食べたいものを頼む。
- 睡眠
- 寝られる時には子どもと一緒になって寝る。
ドアやカーテンに「昼寝中」と、張り紙をしておくといい。 - 枕は自分に合うものを用意するなど、できるだけ快眠のための工夫をする。
- 寝られる時には子どもと一緒になって寝る。
- 体調管理
- 早めの対策が重要。風邪などの場合、初期のうちに薬を飲むなどして悪化させない。
- 週末など付き添いを代わってもらえる時は、できるだけ家に戻って休むようにする。
家が遠方の場合は、ファミリーハウスを利用したりして、体も心もくつろげる場所をもつようにする。 - 病院での生活は運動不足や姿勢の悪化にもつながるので、可能であれば整体などに行って、身体のメンテナンスをおこなう。