小児がんを経験した子どもをもつ家族の方々へ

病気をしたことによる患児の心の成長について

1.病気を通して、患児が成長したと感じることはありますか?

グラフ1

2.それはどんなことですか?

  • 同じような病気をした子と、年齢が違っても話を分かち合えるようになった。
  • 立場の弱い子を助けてあげる。
  • 他人に優しい、思いやりができた。
  • 動物を病気から助けてあげたいと勉強している。
  • 点滴をしている人や車いすの人に優しい。
  • 大きな困難を乗り越えた力強さを感じる。
  • 自分の運命を真しに受け止め、社会で使命を果たしたいと思っている。
  • どんなことにも前向きに、一生懸命がんばっている。
  • 精神面で強くなった。
  • 少々のことで動じない強さを持つことができた。
  • どんなことでもあきらめない。
  • がまん強く、打たれ強くなった。
  • どんなに辛くても、がんばる力を持った。
  • 結婚したことでいろいろな面で自信もつき、堂々と前向きに生きている。
  • 運転免許をとったことで行動範囲が広がり、自主的に行動するようになった。
  • 何事も自分で判断し、自分というものを持っている。
  • 人の痛みのわかる人間になった。
  • 人をいじめたり、ばかにしたりしない子に成長している。
  • 自分に自信を持っている。
  • 自己管理ができる。
  • 人が死ぬことについていろいろ考え、「友達の分まで生きる」といった。
  • 普通に生きていれば出会えないような人たちからいろいろ学んだ。
  • 自分の生き方に責任を持つようになった。
  • 辛さや悲しみを分かるようになった。
  • 病気の人の気持ちがわかるようになった。
  • いろいろな病気があることを知り、いろいろな人の気持ちが分かり、いろいろな人とこだわりなく友達になろうと輪を広げていっている。
  • 何にでも挑戦する。
  • 入院生活の不満を、笑顔で元気一杯走り回って吹き飛ばしている。
  • 入院という集団生活の経験から、人とのコミュニケーションのとり方がわかった。
  • 病気のことを自分なりに理解し、がんばったということを他の人に説明できるようになった。
  • 命がどんなに大切なものかわかっている。
  • 病院に行くことや注射をすること、薬を飲むことを嫌がらずに納得している。
  • 苦しかったことは忘れた方が幸せだが、苦しい時がんばったから今の自分が存在することを覚えていてほしい。
  • 治療中の親子関係に問題があり悩んだが、カウンセルングを受け問題が改善され、親子関係を修復することができた。