2010年7月30日・31日・8月1日の3日間、滋賀県の大津プリンスホテルにおいて、「第3回 小児がん・脳腫瘍全国大会 in びわこ 2010」が開催されました。

 

かがやく未来からは代表のみーちゃん、副代表のみやちゃんが出席しました。

 

かがやく未来は「小児がん関西ピアサポートネットワーク」の構成メンバーです。

ピアサポート構成メンバーの一員として、フロアーで活動の実態と報告を写真を交えて紹介していただきました。

 

7月31日(土)は、「最新医療学習 夏期集中講座」や、「小児がん治療と新規治療法開発の体制づくり」という内容の医学的な話が中心で、8月1日(日)は、「緩和ケア&ビリーフメント・ケア講座」を受けました。

緩和ケアというのは、がん治療に伴う「疼痛を緩和するケア」のことです。

ケアの方法や、ケアを受ける場所など、小児がんの子どもたちの苦痛を如何に和らげてあげるべきか?

そして「ビリーフメント・ケア」という”死別後の家族のケア”について、多くの症例を紹介していただきながら、勉強することができました。

遺族が第二の患者であること、そして喪失からくるうつ状態を救ってあげる方法とは?

ドクターのお話を聞くうちに、今後の小児がんの治療に家族を含めて、そして遺族を含めてのケアがどれほど重要になってくるか、よくわかりました。

実際にお子さんを小児がんで亡くされた4名のお母様方の実体験を聞くことで、ご近所との付き合いや葬儀にまつわる辛い思い出も知ることができました。

私自身は、子どもを亡くしていません。しかし、子どもさんを亡くされたご家族にどのように寄り添っていけばよいのか?どんな形で力になれるのか?

そのような問題の解決の糸口になるお話を聞くことができた、大変貴重な大会となりました。

 

私たちかがやく未来も、今後「遺族」となられたご家族とどうかかわっていけばよいのかをもっと深く考えていこうと思います。